1996年1月から開始した政経懇談会は7月16日で第100回を迎えた。当日は元内閣総理大臣の中曽根康弘衆議院議員を招き、わが国の国家戦略と政治のリーダーシップについて高話をいただいた。

【今の政界は大型の人材が不足している】

現在の政界には大型の人材が不足している。リーダーシップの欠如は大型の人間がいない事から波及している。その根本は中学時代くらいは日教組の教育の影響が大きく、大学時代は全共闘の大学騒動とあいまった人たちが多いので基礎である歴史や哲学を勉強する時間があまりなかったことである。歴史観は非常に重要で、歴史観と宗教性が加わって思想と哲学が生まれる。それが欠如しているから政策が骨太になっておらず、悪くいうと官僚にごまかされてしまう。

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