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2016年01月04日
宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹を招き、講演会を開催
企業人政治フォーラム速報 No.249
企業人政治フォーラムでは、去る12月18日、宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・外交政策研究所代表を招き、「世界情勢と日本の外交安全保障政策」と題してご講演をいただいた。ご講演の概要は以下の通り。
1.歴史の大局とドライバー
中国による南シナ海での大規模な埋め立てと米海軍の駆逐艦の派遣、フランスでの同時多発テロ事件の発生、シリア問題の激化など、世界は大きく揺れ動いている。
このような世界情勢を正確に認識し、歴史の大局を捉えるためには、ある出来事をメジャードライバー(歴史の方向性を決める数十年に一度の事件)、ドライバー(歴史の方向性への影響が大きな事象)と、エピソード(単なる出来事)、トリビア(エピソードにも満たないもの)を区別することが重要である。多くの人は、エピソードやトリビアに捉われ、歴史を左右するようなドライバーを適切に認識できていない。
例えば、2014年における世界の十大ニュースとしては、米国の中間選挙におけるオバマ政権の敗北、韓国でのセウォル号の沈没、WHOによるエボラ出血熱についての緊急事態宣言等があるが、これらはエピソードあるいはトリビアに過ぎない。ドライバーとして考えられるのは・・・
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以 上