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2013年03月04日
菅原琢東大准教授を招き、勉強会を開催
去る2月21日、東京大学先端科学技術研究センターの菅原琢准教授より、「2012年の総選挙結果の分析と今後の展望」と題して、ご講演いただくとともに、意見交換を行った。以下が菅原准教授の講演概要である。
2012年衆院選の結果と分析
昨年の総選挙で自民党は119から294、公明党は21から31へ大きく議席を伸ばし、自公が圧勝した。ただ、メディアの論調は、自公は敵失、漁夫の利を得て圧勝したというものがほとんどだ。具体的には、敵失とは民主党の分裂など党ガバナンスの不在であり、漁夫の利とは民主党と第三極の競合による反自民票の分裂である。
この内、第三極と民主党の競合の影響について、第三極が出なかったとしたら、民主党にどれだけ票が投じられていたのかという観点から考えてみたい。また、棄権による影響がどの程度かについても考える必要がある。
投票率に関する分析
投票率は前回の2009年総選挙から10%低下し、特に農村部での低下が顕著となっている。この背景には、都市部では、維新の会やみんなの党など都市住民受けする政党が候補者を擁立したことがある。都市部住民は「投票所に行かない」という選択肢をあまり採らなかったのだ・・・
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以 上