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2013年01月21日

石破茂自由民主党幹事長と政経懇談会を開催

 経団連は去る1月16日、自由民主党の石破茂幹事長と当面の重要政策課題等を巡り意見交換した。経団連側より、米倉会長、副会長ら16名が出席した。以下は懇談会の概要である。

米倉 会長
 昨年末、自民党が総選挙で大勝し、国民の大きな期待を背負って、第二次安倍政権がスタートした。わが国が、内政・外交の両面において、課題山積の状況にある中、新政権にはデフレ脱却、大胆な規制改革などを通じた経済の再生、震災復興の加速、エネルギー政策の再構築、TPPを始めとする経済連携の推進など、重要課題を強力に推進していくことが期待される。
 石破幹事長には、政府を支える与党の幹事長として、政府・与党が一体となって、この国難とも言える状況を打開していただきたい。
 経済界としても、イノベーションを加速させ、自ら新たな成長の機会を創り出すことで、民主導の持続的な経済成長の実現、ならびに、雇用の維持・創出に努めていく。

石破 幹事長
 12月16日の総選挙からちょうど一カ月が経過したが、実感としては一年ぐらい経った気持だ。それだけやるべき課題が多く、総選挙で政権交代が確実になった瞬間から与党として仕事に当たっている。先週には、日本経済の再生に向けて、緊急経済対策を取りまとめ、昨日、補正予算案も固めたところだ。
 政治のあるべき姿とは、「信頼と共感の政治」だと思っている。いくら多数派を形成していても、国民の信頼を得て、共感してもらえなければ、政策を実行できない。また、政権がいつまで続くのかと思われるようでは、政策の予見性が担保されない。このためにも全力で参院選に勝ちに行く。ただし、実行できることを訴えて勝つことが重要だ。デタラメなことを言ってまで、勝とうとは思わない。
 参院選に勝利し、政権が長期にわたって続くという実感を国内外に示していく。そうすれば、政策を強力に実行していくことができる。現在、経済のみならず、外交・安全保障など内政・外交の両面で課題が山積している。これまでなら見なくても済んでいたような課題も多い。こうした課題を解決していくためには、強力な政権が必要だ。

その後、懇談会では、経済政策、エネルギー問題、TPP、外交・安全保障問題などを巡って意見交換が交わされた。

以 上


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