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2012年07月26日

仙谷議員、林議員を招き夏季フォーラム特別セッションを開催
企業人政治フォーラム速報 No.220

 経団連では、去る7月19、20日、長野県軽井沢町にて夏季フォーラム2012を開催した。二日目の特別セッション「新しい日本政治のあり方」では、民主党の仙谷由人衆議院議員、自民党の林芳正参議院議員よりご講演いただくとともに、参加者を交えて意見交換を行った。以下はその概要である。

1.講演 仙谷由人 衆議院議員・民主党政調会長代行
 政治に身を置く者として、日本をギリシャ化してはならないと切に思っており、とにかく財政規律を取り戻さなければならない。健全な財政がなければ、社会保障や公共サービスを持続的に維持できない。また、若年層の雇用確保も重要であり、これは日本だけでなく、多くの先進国が抱える課題である。国内ではなかなか投資が伸びないが、経済成長に活路を求めていかなければならない。さらに、わが国は震災以降、震災復興と原子力発電所事故という難題に直面しているが、このエネルギー危機はピンチをチャンスに変える課題だと捉えたい・・・

2.講演 林芳正 参議院議員・自民党政調会長代理
 将来の国のあり方について、経済では「GNI大国」、外交では「太平洋の世紀」を目指す。GNIとはGDPに所得収支を加えたもので、企業の海外進出に伴い、近年、この所得収支が拡大傾向にある。かつて1996年から2000年あたりまで、日本の黒字は貿易収支によるところが大きかったが、2007、2008年あたりから所得収支が稼ぐようになった。最近、貿易収支が赤字に転落したと騒がれているが、3.11後のエネルギー事情により急に赤字化したのではなく、トレンドとして置き換わっている。今後はGNIに重きを置き、これを伸ばす方策を考えなければならない。GNIを増やせばGDPも増えるという好循環を目指し、「産業投資立国」という道を模索していくべきだ・・・


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以 上



   
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