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2011年11月25日

林芳正参議院議員を招き、講演会を開催
企業人政治フォーラム速報 No.214

企業人政治フォーラムでは去る11月16日、林芳正参議院議員を招き講演会を開催した。TPPなどわが国経済の課題と今後についてご講演いただくとともに、意見交換を行った。以下はその概要である。

政治を志したきっかけ
 政治家の家系であるが、政治家になるつもりは全くなかった。大学卒業後は三井物産に入社したが、入社の際は「後を継ぎ政治家になることはない」と明言していたほどだ。
 入社後は物資部タバコ課に配属され、三年目に研修でアメリカ、ニカラグア、ブラジル、アルゼンチンなどの産地を回った。このことが政治を志す転機となった。内戦の最中にあったニカラグアでは当たり前のように人が死んでいた。ブラジルでは強盗が頻発し、アルゼンチンからはかつての経済大国の名残はほとんど感じられなかった。一方、日本は天然資源に乏しいものの経済大国となり、世界最高の治安を実現した。システムやガバナンスの重要性に気付かされ、政治の道を志すようになったのである。

TPPを巡る情勢
 昨今、TPPが大きな問題となっている。自民党は、先のAPECでの交渉参加の表明は拙速であり、反対するという結論を出した。ただ、これから交渉開始に向けた協議に入るという段階であり、国会の承認が必要なわけではない。そもそも条約をめぐる交渉は内閣の専権事項である。交渉が妥結した後、議会の承認が必要となった段階で、改めて党としての判断が求められると考えている。
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以 上