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2011年11月18日

経団連、自由民主党首脳との懇談会を開催
企業人政治フォーラム速報 No.213

 経団連は去る11月15日、自民党首脳と当面の重要政策課題等を巡り意見交換した。会合には自民党より、谷垣禎一総裁、大島理森副総裁、石原伸晃幹事長、塩谷立総務会長、茂木敏充政調会長、中曽根弘文参議院議員会長、溝手顕正参議院幹事長、川崎二郎財務委員長、森山裕経理局長ほかが出席。経団連より、米倉会長、渡評議員会議長、各副会長、大橋政治委員長ら15名が出席した。以下は懇談会の概要である。

米倉 会長
 わが国は、長引く低成長とデフレ、歴史的な水準にある円高、巨額の政府債務といった従来からの問題に加え、東日本大震災からの早期復興という非常に大きな課題に直面している。この危機的な状況を打開するためには、経済成長戦略の実行、社会保障と税・財政の一体改革、高いレベルの経済連携の推進、エネルギー・環境政策の再構築など重要政策課題をスピーディ且つ力強く推進していくことが必要不可欠だ。
 自民党首脳においては、是非、強力なリーダーシップを発揮し、これらの取組みを前進させ、国民のための政治を進めていただきたい。経済界としても、総力を挙げて早期復興と日本経済の復活・再生の実現に取り組んでいく。

谷垣 総裁
 わが国の状況に対する認識は米倉会長と同様だ。長引くデフレや円高に加え、震災復興を推進しなければならない。
 自民党の当面の対応としては、復興には全面的に協力し、第三次補正予算の迅速な成立に協力していく。
 一方、野田政権は、普天間問題、TPP、社会保障と税・財政の一体改革など様々な課題に取り組んでいる。しかし、及び腰で臨めば失敗する。とりわけ本腰を入れなければならない課題が消費税の問題だ。まずは国民に信を問うて、足腰を鍛え直さなければならない。自民党としては、協力すべきは協力するが問題点をしっかり指摘していく。

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以 上