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2011年04月14日

星浩朝日新聞社編集委員を招き、講演会を開催
企業人政治フォーラム速報 No.209

 企業人政治フォーラムでは去る4月12日、朝日新聞社の星浩編集委員を招き講演会を開催した。危機における政治の役割や統一地方選の結果などについてご講演いただいた。以下はその概要である。

危機における政治の役割
 東日本大震災が発生してから1カ月が経過した。福島第一原発への対応などにも見られる通り、このたびの震災に際して、政治は何かを犠牲にして、国民全体の財産を守らなければならないという判断を迫られた。これは戦後の日本が初めてする経験であり、危機の中、政治がいかに迅速且つ適切に対応するかが問われている。
 例えば、計画停電を巡って、大きな混乱が起きた。オイル・ショックの時、政治や行政が主導的な役割を果たしたのとは対照的に、今回、国は東京電力にほぼ任せきりであった。電力需給が逼迫する夏に向けて、経産省が対応に乗り出すようだが、政治や行政が果たすべき役割が不透明だ。そもそも、民主党政権は、小泉政権以降の官から民へという流れの中、官と民とのあり方や政府の大きさについて、立ち位置を定めてこなかった。計画停電の混乱の背景にはこの政治の側の問題があったのである。

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以 上